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手話通訳がない、または手話が小さすぎて読み取れない動画

淹れ方の動画には字幕はあるが手話の版がなく、あっても通訳者が画面の隅に小さく映るだけで、手の動きや表情を読み取れない

WCAG 2.2
SC 1.2.6AAA
必須とする規格
Section 508、EN 301 549、JIS X 8341-3 では必須ではない
問題あり
アクセシビリティの問題を示した図: ろう:手話が小さくて読み取れない
01

問題

手話を使うろう者には、第二言語かもしれない字幕でしかレシピが伝わらない

02

試してみる

淹れ方の動画を手話で見る方法を探し、通訳者の手と表情が見えるか確かめてみましょう

  • 問題1: 動画に字幕はありますが、手話で見る方法はページのどこにもありません。

  • 問題2: 同じ動画の右下の隅に、通訳者が映っています。手と表情を見てから、スマートフォンのようにウィンドウを狭くしてみましょう。この通訳者はデモ用に描いた静止画で、手話はしていません。実際の手話通訳版は、資格のある通訳者を撮影した映像です。

  • 修正を適用します。 プレーヤーの下の「手話」ボタンを押すと、通訳者が映像の横に、プレーヤーの幅の3分の1の大きさで表示されます(2つ目の修正では、狭い画面だとプレーヤーの下に表示されます)。

問題あり 修正できますか?

ハウスブレンドの淹れ方

アニメーションによる説明・待ち時間は短縮しています。

再現デモです。「問題あり」は意図的にアクセシブルでない状態にしています。

03

修正方法

手話通訳者を、読み取れる大きさで映す

修正前

字幕だけで、通訳者がいない

<video controls preload="metadata"  src="brew-guide.webm" poster="brew-guide.jpg">  <track kind="captions" srclang="ja" label="日本語"    src="brew-guide.ja.vtt"></video>
問題点2点

字幕は正しく、足りないのは手話です。

  • 動画を手話で見る方法が、ページのどこにもありません。
  • そのため手話を使うろう者は、ナレーションの速さで流れる字幕を読むしか、レシピを知る方法がありません。
修正後

映像の横に通訳者を置いた手話通訳版

<video id="brew-video" controls preload="metadata"  src="brew-guide.webm" poster="brew-guide.jpg"  data-signed="brew-guide.interpreted.webm">  <track kind="captions" srclang="ja" label="日本語"    src="brew-guide.ja.vtt"></video><button type="button" id="sign" aria-pressed="false">  手話</button> <script>  const video = document.getElementById('brew-video');  const plain = video.getAttribute('src');  document.getElementById('sign').addEventListener('click', (event) => {    const button = event.currentTarget;    const on = button.getAttribute('aria-pressed') !== 'true';    const { currentTime, paused, playbackRate } = video;    video.src = on ? video.dataset.signed : plain;    // 同じ位置、同じ速度で続ける。    video.addEventListener('loadedmetadata', () => {      video.currentTime = currentTime;      video.playbackRate = playbackRate;      if (!paused) video.play();    }, { once: true });    button.setAttribute('aria-pressed', String(on));  });</script>
修正の手順4ステップ
  1. 動画の手話通訳版を編集します(W3Cの達成方法G54)。映像を画面の3分の2に縮め、残りの3分の1に、画面の高さいっぱいで通訳者を置きます。通訳者は映像のどこも覆わず、腰の下から頭の上までの手話の空間がすべて映ります。
  2. そのファイルを、プレーヤーの data-signed に書いておきます。
  3. プレーヤーのすぐ下に、aria-pressed 付きの「手話」ボタンを置きます。何が選べるかと、オンかどうかを伝えます。
  4. クリックされたら手話通訳版のファイルに替え、同じ位置から続けます。音声は同じなので、字幕ファイルはそのままです。

これで二つの修正前の例は直り、1.2.6を満たします。通訳者はファイルの一部なので、全画面にすると映像と一緒に大きくなり、そのまま動画サービスにも上げられます。元の動画と同じ長さに編集すればタイミングも保たれます。長さが違う場合は、最初から再生します。

04

修正の確認

4項目、マウス不要

確認方法: 音を消して視聴、キーボード、スクリーンリーダー

4件中0件を確認済み

OS、ブラウザーと支援技術のバージョン、ビルド、実施日、各手順の実際の結果を記録してください。動画や手話通訳を差し替えた際は、再度確認します。

スクリーンリーダーでの aria-pressedの読まれ方

制限

これは出発点となる実装例であり、すべてのアプリケーションでの適合を保証するものではありません。通訳の質や、視聴者に必要な手話がどれかは、このガイドでは判断できず、判断できるのはその手話に堪能な人だけです。手話通訳はレベルAAAのため、WCAGのレベルAAを基準とする多くの法令や方針では求められていません。ライブ配信は字幕がない、または自動字幕だけのライブ配信で扱っており、1.2.6が手話通訳を求めるのは収録済みの動画だけです。ろう者の視聴者と一緒に、動画が実際に再生されるプレーヤーやサービスで、一連の流れ全体を試してください。

よくある問題を再現した学習用のサンプルです。実在のクライアントの診断結果ではありません。コードは出発点となる実装例のため、実際の製品でも確認してください。ここでは支援技術でのテスト結果は報告していません。

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修正した問題を、次のリリースで再発させない

このガイドのような修正方法を、コーディングエージェントが従うルールと、CIのチェックに組み込みます。あわせて定期的に、キーボードとスクリーンリーダーで手動の再テストを行います。

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