無料のアクセシビリティウィジェットでできること、できないこと
無料のウィジェットは、コード1行でサイトにツールバーを追加します。ただし、その下のコードは変わりません。キーボードやスクリーンリーダーを使う人が操作するのは、そのコードです。無料のウィジェットが役立つ場面と、毎月ベンダーに払わずに、ご自身やAIコーディングエージェントでサイトそのものを直す方法をまとめました。
無料のウィジェットでできること
できること
- 文字サイズ、行間、コントラストを変えられるツールバー
- 読みやすいフォントや、アニメーションを止める設定がつくことも
- コード1行かプラグインで、数分で導入
できないこと
- テーマ、テンプレート、コードは変わらない
- キーボードで使えないメニュー、フォーム、購入手続きは直らない。直すにはコードの修正が必要
- WCAG、ADA、欧州アクセシビリティ法への適合にはならない。ウィジェット自身もそう説明しています
ウィジェット自身の説明
“It does not guarantee legal compliance with ADA, WCAG, EAA, EN 301 549, or other standards.”
ADA、WCAG、EAA、EN 301 549などへの法的な適合を保証するものではありません。
“Compliance and conformance require fixing structural, semantic, and code-level issues that the widget cannot address.”
適合には、ウィジェットでは対処できない構造、意味づけ、コードの問題を直す必要があります。
サイトそのものを無料で直す4つの方法
-
自分のサイトをTabキーで操作する
マウスから手を離し、トップページから購入手続きや問い合わせフォームまで、Tabキーで進んでみてください。今どこにいるかが常に見えて、最後まで完了できますか。
チェックリスト -
無料のチェックツールを使う
まずは無料のブラウザー拡張機能WAVEから。数秒で、ページ上にエラーを直接表示します。コントラスト不足、ラベルの欠落、代替テキストのない画像など、指摘された問題を直します。
無料ツールの一覧 -
手元のスクリーンリーダーで聞く
VoiceOverはMacとiPhoneに標準で入っていて、NVDAはWindows用の無料ソフトです。メニュー、商品ページ、カートを読み上げで確かめます。
確認に使うキー操作 -
AIコーディングエージェントで直す
修正ガイドは、Claude Code、Cursor、VS Codeで使える無料のMCPサーバーとしても公開しています。ログインは不要です。エージェントが修正方法、コード、人が確認すべき項目を受け取れるので、月額のベンダーに頼らずにサイトを直せます。
無料のMCPサーバーを設定する
すでに導入している場合
使われているなら残してかまいません
表示の設定が役立つ人もいます。ただし、ツールバーを修正の代わりにはしないでください。コードを直すまで、問題は残ったままです。
何が送られているかを確認する
ほかの外部スクリプトと同じく、ウィジェットはページが表示されるたびにベンダーのサーバーから読み込まれるため、閲覧のたびにベンダーへ通信が発生します。訪問者やページについて何を記録しているかは、ベンダーのプライバシーポリシーで確認できます。
それでも通知書が届いたら
ウィジェットを導入しているサイトにも通知書は届きます。指摘を一つずつ手動で確認し、コードで直す必要があります。
ウィジェット導入済みのサイトに通知書が届いたら
どこから始めればよいかわからない方へ
はじめての診断
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作業範囲を決めていただく必要はありません。確認する箇所はこちらで選びます。その後、本格的な診断をご依頼いただく場合は、この料金を全額、診断料金に充当します。
診断を申し込む内容
- トップページと、ご相談のうえ選ぶ主要なテンプレート2つ
- 購入、予約、問い合わせなど、事業に欠かせない操作を1つ
- 最初に直すべき問題を優先順に、理由とあわせて一覧に
- 全体の作業量の見込みと、次に取るべき対応のご提案
適合を保証するものではありません。現状と、次に取るべき対応を明らかにするための診断です。