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ブランド書体の文字画像で作られた見出し
陶芸工房が、ライセンス上Webサイトに埋め込めない筆記体を見せるため、見出しを画像で書き出しています。レベルAAでは認められますが、利用者は見出しの見た目を変えられず、暗い配色ではほとんど見えなくなります。
<img src="/type/classes.png" alt="教室"> 問題
自分の書体と配色で読む人も、見出しだけは変えられず、暗い配色では見出しがほとんど見えなくなります。
ある陶芸工房のWebサイトは、書体を中心にデザインされています。書体デザイナーが描いた温かみのある筆記体で、ライセンスは工房の看板、カード、印刷した料金表に使う範囲です。Webサイトへの埋め込みは含まれないため、デザイナーは「教室」「窯」「アクセス」の見出しを、工房の茶色の筆記体で透明な背景の画像として書き出し、開発者はそれぞれを見出しに入れて、言葉を alt にしています。ページはデザインどおりに見え、スクリーンリーダーも「教室」をレベル2の見出しとして読み上げます。そこへ、自分の書体と配色で読む人がページを開きます。ブラウザーはページを黒に近い色にし、段落を本人が選んだ書体で、大きく、クリーム色で表示しますが、見出しはそのままです。黒に近い背景に細い茶色の筆記体で、コントラスト比は2.11:1しかなく、ほとんど見えません。文字だけを拡大すると、段落は大きくなっても、見出しは大きくなりません。見出しの言葉は選択できず、読み上げツールが読んでいる箇所を強調表示することもできません。
このページは、レベルAAの1.4.5を満たしています。1.4.5 文字画像は、同じ見た目を技術で実現できる場合にだけ、文字画像ではなくテキストを使うことを求めています。W3Cによる1.4.5の解説書は、作成者に再配布の権利がない書体を見せる文字画像を認めています。すべての利用者のブラウザーに書体を送ることは、再配布にあたります。レベルAAAの1.4.9 文字画像(例外なし)は、この余地をなくします。文字画像を認めるのは、純粋な装飾である場合と、ロゴのように、文字の特定の見た目が伝える情報にとって不可欠な場合だけです。見出しはどちらでもありません。言葉が情報で、「教室」の意味はどの書体でも同じです。そのため、alt がどれほど適切でも、見出しの画像はどれも1.4.9を満たしません。この達成基準は、文字を特定の見た目にしないと読めない人のためのものです。このページで、その人たちが変えられない文字は見出しだけです。
影響を受ける人は、どのサイトも同じ書体と配色で読めるよう、ブラウザーの設定、読書支援の拡張機能、コントラスト テーマで一度だけ設定しています。AAを満たすページなら問題なく使えると、その人たちは期待しています。そして見出しは、ページの中を移動する手がかりです。
10グループ中2グループに影響
- 全盲 (影響なし)
- 弱視 (影響あり)
- 色覚 (影響なし)
- ろう (影響なし)
- 難聴 (影響なし)
- 発話 (影響なし)
- 手の操作 (影響なし)
- 届く範囲・力 (影響なし)
- 認知 (影響あり)
- 光過敏 (影響なし)
- 視覚が限られる 黒に近い背景に明るい文字など、自分の配色で読む人の画面では、ページ全体の色が変わっても、見出しだけは透明な背景に描かれた茶色の文字のまま残り、暗いページとのコントラスト比は2.11:1です。文字サイズを大きくしても、文字だけを拡大しても、見出しは描かれた大きさのままです。
- 言語・認知・学習の能力が限られる ディスレクシアの人は、すべてのページを読みやすい書体に切り替えたり、文字や行の間隔を広げたりしています。それでも見出しだけは工房の続け字の筆記体のままで、言葉を選択して読み上げツールに渡すこともできません。
axe などのツールは、見出しの中に適切な alt のある画像を見つけ、合格にします。レベルAAはこうした画像を認めるため、AAの診断でも合格になり、暗い配色で確認しない限り、誰も問題に気付きません。この診断では、中身が alt のある横長の画像だけで、ロゴではない見出しを、1.4.5の文字画像の候補として人に報告します。書体のライセンスによってAAで認められるか、サイトがAAAを目指すかは、その人の判断です。AIに手早く直させると alt の文言を整えがちですが、問題は最初から alt ではありません。
試してみる
自分の書体と配色をオンにして、見出しを読んでください。
「自分の書体と配色」をオンにしてください。段落は飾りの少ない書体に変わり、大きく、暗い背景に明るい文字で表示されます。見出しも一緒に変わりますか?
問題あり 修正できますか?
初心者向けの電動ろくろと手びねりの教室を、毎週土曜日の午前に開いています。
工房は駅から徒歩5分で、木曜日から日曜日まで開いています。
修正方法
見出しはすべて実際のテキストにして、サイトで使えるライセンスのWebフォントで表示し、文字の画像はロゴだけにします。
- 1見出し、ラベル、引用は、最初から、またはページ上部のスイッチで、実際のテキストとして読めるようにする。
- 2Webフォントとして使える書体か、使える近い書体を選ぶ。
- 3文字の画像は、ロゴと、文字の形そのものが主題のものだけにする。
<h2> <img src="/type/classes.png" alt="教室" width="168" height="56"></h2><p>初心者向けの電動ろくろと手びねりの教室を、毎週土曜日の午前に開いています。</p>…Webフォントで表示する実際のテキスト
<h2 class="lettered">教室</h2><p>初心者向けの電動ろくろと手びねりの教室を、毎週土曜日の午前に開いています。</p>…この方法を選ぶ理由:文字はテキストのままにする
見出しの言葉はピクセルとしてしか存在しません。alt はスクリーンリーダーに言葉を伝えますが、書体、色、大きさ、間隔は誰も変えられず、暗い配色では黒に近い背景の上に茶色のまま残ります。
見出しはテキストに戻り、ブラウザーが同じ筆記体で描きます。書体のファイルは、印刷用のライセンスにWebのライセンスを加えて書体デザイナーから受け取るか、Webで使えるライセンスがあり雰囲気の近い筆記体を選びます。見た目は修正前と同じです。それでいて、利用者が自分の書体を使えば筆記体はその書体に変わり、自分の配色を使えば色が変わります。コントラスト テーマではテーマの文字色で描かれ、文字だけを拡大したときも大きくなります。言葉は選択でき、ページ内検索で見つかり、読み上げツールで読めます。
どちらの方法でも1.4.9を満たします。使うべきなのは、Webフォントで表示する実際のテキストです。デザインはそのままで、どの利用者にも最初に開いたページから効果があり、必要なのは書体のファイルと数行のCSSだけです。スイッチでも達成基準は満たせますが、見出しは初めは画像のままなので、テキストを必要とする人がまず画像に出会うことになります。一点物の手描き文字のように書体にできない文字に限って使い、その場合でも、近いWebフォントで見出しを組むことを検討してください。
書体のライセンス。 多くの書体メーカーは、デスクトップ用のライセンスとは別にWeb用のライセンスを販売しており、価格はページビュー数で決まることがよくあります。雰囲気の近い書体にもWeb用のライセンスがあるものが多く、無料で使えるものもあります。ライセンスは、デザインが確定した後ではなく、書体を選ぶ段階で確認します。ブラウザーに送れない書体は実際のテキストに使えず、その画像は1.4.9を満たしません。
ロゴは画像のままでよい。 ロゴやブランド名の一部である文字は、1.4.9でも不可欠なものとされるため、工房のロゴは alt のある画像のままにできます。書体見本や、手描きの看板の写真のように、文字の形そのものが主題のものも、画像のままにできます。
日本語などの大きな書体。 日本語の書体は、すべての文字を含めると数メガバイトになります。unicode-range で分割して配信するフォントサービスを使い、ページで使う文字を含む部分だけを読み込むか、見出しで使う文字だけにサブセット化します。手作業のサブセットは、後から編集者が見出しに加えた文字を含まず、その文字だけが別の書体で表示されます。書体全体を分割して配信するサービスなら、この問題は起きません。
書体の読み込み中。 font-display: swap を指定すると、見出しはまず代わりの書体ですぐに表示され、筆記体が届いた時点で切り替わります。幅の近い代わりの書体を選ぶか、代わりの書体の @font-face に size-adjust を指定して、書体が変わるときに見出しがずれないようにします。
SVGの文字。 言葉が <text> 要素になっているインラインSVGはテキストですが、やはり書体を配信する必要があり、折り返しもしません。文字をアウトライン化して書き出したSVGは、どれほど鮮明でも文字画像に戻ります。実際のテキストで表現できるほかの見た目は、下のデザインのアイデアで紹介します。
AI コーディングアシスタントで修正しますか? このガイドを Markdown で取得、または全ガイドをコーディングエージェントで使う。
デザインの案
見出しは、個性を持たせたままテキストにできます。
見出しの見た目をさらに3通り、どれも実際のテキストで示します。最後の1つは、そう見えるだけの画像です。それぞれの言葉を選択してみてください。
デザインファイルで
- 各書体のライセンスがWebサイトでの使用を含むかを、デザインの確定前に確認し、文字スタイルの横に書く。
- デザインファイルの見出しはすべて編集できるテキストのままにし、アウトライン化も画像化もしない。
- 見出し用の書体ごとに、読み込み中に表示する代わりの書体を、幅の近いものから選んで指定する。
- 文字の画像はロゴだけにし、ロゴであることを明記する。
合格
教室
週に2回焼成し、釉薬は工房で調合しています。
グラデーションで塗った文字 温かみのあるグラデーションを、実際の文字の形に切り抜いています。一番明るい端の#b5562cでも白に対して4.85:1あり、言葉のどの部分も読めます。利用者が自分の書体と配色を使えば、それに置き換わります。窯
週に2回焼成し、釉薬は工房で調合しています。
写真で塗った文字 太い文字の中に工房の写真が見えます。茶色を重ねて、写真の一番明るい部分でも白に対して4.90:1にしています。言葉はテキストなので、選択も検索も翻訳もできます。アクセス
駅から徒歩5分、木曜日から日曜日まで開いています。
本文の横に縦組みにした見出し 見出しを、セクションの横に縦書きで置いています。回転させた絵ではなく、縦組みで組んだ文字です。テキストなので、利用者の書体に変わり、文字サイズと一緒に大きくなります。
不合格
週に2回焼成し、釉薬は工房で調合しています。
写真で塗った文字を、1枚の画像に書き出したものWCAG 1.4.9 上の写真の文字と同じように見えますが、選択してみてください。文字は alt の付いたピクセルなので、利用者の書体も配色も文字サイズも届きません。写真は、実際のテキストの形で切り抜いてください。基本原則:文字はテキストのままにする
修正の確認
マウスを使わない5つの確認
確認方法: 強制配色、ズーム
OS、ブラウザーと支援技術のバージョン、ビルド、実施日、各手順の実際の結果を記録してください。デザインの書体を変えたときや、テンプレートに見出しが加わった際は、再度確認します。
制限
このサンプルは、どのアプリケーションでも同じ結果になることを保証するものではありません。パス、書体名、色、クラス名は仮のもので、使う書体に適用されるライセンスはご自身で確認してください。1.4.9はレベルAAAで、WCAGは、レベルAAAをサイト全体に一律に求めることを推奨していません。言葉を画像に描き込むAAの問題は、実際のテキストの代わりに使われた文字画像で扱っています。残る画像がロゴや不可欠な文字かどうかは判断が必要なため、デザインのレビューで確認してください。利用者が頼りにしている設定で、操作全体を確認してください。
よくある問題を再現した学習用のサンプルです。実在のクライアントの診断結果ではありません。コードは出発点となる実装例のため、実際の製品でも確認してください。ここでは支援技術でのテスト結果は報告していません。
コードを更新しても、使いやすさを保つために
ガイドの内容を、コーディングエージェントやCIで使える開発ルールにまとめます。更新後は、キーボードとスクリーンリーダーで再テストし、問題が再発していないか確認します。