# 電話でしか連絡できないサポート

Source: https://easeweb.dev/learn/support-contact
Topics: ページの構造 > 電話をかけなくてもサポートに連絡できる (EN 301 549 12.2.3; Section 508 603)
The fix: サイトが連絡を求める場所ではどこでも、電話番号と並べて文字で連絡する方法を示します。最も小さな変更はメールアドレスで、アクセシブルな問い合わせフォームでもかまいません。電話リレーサービスでの電話を歓迎すると書くことは、リレーサービスを使うろう者や発話に障害のある人の助けになりますが、それだけでは十分ではありません。
Test with: keyboard, screen reader
References: https://www.etsi.org/deliver/etsi_en/301500_301599/301549/03.02.01_60/en_301549v030201p.pdf https://www.access-board.gov/ict/ https://www.fcc.gov/consumers/guides/telecommunications-relay-service-trs https://www.relayuk.bt.com/ https://www.w3.org/WAI/WCAG22/Understanding/consistent-help.html

よくある問題を再現した学習用のサンプルです。実在のクライアントの診断結果ではありません。コードは出発点となる実装例のため、実際の製品でも確認してください。ここでは支援技術でのテスト結果は報告していません。

## 場面

オンラインの家具店 Birchwood Home は、注文ごとに配送日を決めます。注文ページにはその日付と、都合が合わない場合の連絡方法が書かれています。「別の日をご希望の場合は、+1 555 0142 までお電話ください（月曜日から金曜日、9時から17時）。」ヘルプページにも同じことが書かれていて、メールアドレスやフォームはサイトのどこにもありません。

ろうの客が、ソファが届く日に家にいないことに気づきます。必要な情報はすべて注文ページにありますが、頼む方法だけがありません。電話に出た人の声を聞けないため、番号は役に立ちません。友人に電話を頼むか、都合の悪い日に家で待つしかありません。

## 確認できる問題

EN 301 549 の12.2.3は、サポート窓口が「障害のある人のコミュニケーションの必要に、直接、または紹介先を通じて対応する」ことを求めます。Section 508 の603.3も、ヘルプデスクやコールセンターに同じことを求めます。声でしか連絡できないサポート窓口は、聞くことや話すことができない人の必要に対応していないため、どちらも満たしません。これらの条項は特定の手段を指定していません。求めているのは、連絡する人にとって使えるサポートであることで、多くの人にとってそれは文字でのやり取りです。

WCAGには、特定の連絡手段を求める達成基準がありません。WCAG 3.2.6が求めるのは、サイトがヘルプを用意している場合に、それを繰り返す各ページで、ページのほかの内容に対して同じ順序に置くことだけです。そのため、どのページでも同じ場所に電話番号を載せたサイトは3.2.6を満たしますが、この点では不合格です。

## 利用者への影響

電話には、聞くこと、話すこと、そして窓口が開いている時間に、準備なしでその場の会話をすることが必要です。そのどれかが欠けると締め出されます。どう締め出されるかは注記のとおりです。連絡できなかった人がたいていあきらめるのは、電話ではなく、頼みたかった変更のほうです。

## 自動チェックとAIの限界

tel: リンクは正しく、名前があり、フォーカスも受けられるため、axe などのチェックツールは合格にします。ほかにどんな連絡方法があるかを問うWCAGの基準もありません。この診断では、渡されたすべてのページを見て、電話番号の tel: リンクはあるのに、メールのリンクも、本文を書く欄のあるフォームも、チャットのボタンもどのページにもない場合に、確認の手がかりとして報告します。ただし、問い合わせのリンクが診断に渡されていないページを指している場合は、そこにフォームがあるかもしれないため報告しません。メールに誰かが返信するか、返信する人が変更をできるかは判断できません。

AIツールにヘルプや問い合わせのページを書かせると、見たことのあるページの形をまねて、電話番号だけを最初に置くことがあります。その裏のチームがメールを読むかどうかは知りようがありません。

## 修正前：頼む方法が電話番号だけ

```html
<h2>配送日の変更</h2>
<p>ソファは10月22日（木）にお届けします。</p>
<p>別の日をご希望の場合は、<a href="tel:+15550142">+1 555 0142</a> までお電話ください
  （月曜日から金曜日、9時から17時）。</p>
```

ページはサポートへの連絡を求めているのに、サポートには声でしか連絡できません。電話で聞いたり話したりできない客は、変更する方法がありません。

## 修正後：電話番号と並べたメールアドレス

```html
<h2>配送日の変更</h2>
<p>ソファは10月22日（木）にお届けします。</p>
<p>別の日をご希望の場合は、ご都合のよい日を
  <a href="mailto:delivery@birchwood.example?subject=Change%20delivery%20for%20order%204821">delivery@birchwood.example</a>
  までメールでお知らせください。1営業日以内にお返事します。
  お電話の場合は <a href="tel:+15550142">+1 555 0142</a> までどうぞ（月曜日から金曜日、9時から17時）。</p>
```

客は、いつでも自分のペースで書くことができ、件名にはどの注文の話かがすでに入っています。返信の目安があるので、いつ返事が来るかも分かります。電話のほうがよい人のために、電話番号も残します。

## 修正後：ページの中の問い合わせフォーム

```html
<h2>配送日の変更</h2>
<p>ソファは10月22日（木）にお届けします。</p>
<form action="/orders/4821/delivery-request" method="post">
  <label for="new-day">ご希望の配送日</label>
  <textarea id="new-day" name="message"></textarea>
  <label for="reply-email">返信先のメールアドレス</label>
  <input id="reply-email" name="email" type="email" autocomplete="email">
  <button type="submit">依頼を送る</button>
  <p role="status" id="sent"></p>
</form>
<p>1営業日以内にお返事します。お電話の場合は <a href="tel:+15550142">+1 555 0142</a> までどうぞ
  （月曜日から金曜日、9時から17時）。</p>
```

依頼をそのページで、注文と結び付いた形で書くことができ、返信の目安も横にあります。送信すると、ステータスメッセージが「依頼を送りました。1営業日以内にメールでお返事します。」と伝えるため、スクリーンリーダーの利用者にも送れたことが分かります。ただし、フォームが連絡の手段として使えるのは、フォーム自体がアクセシブルな間だけです。すべての欄にラベルがあり、CAPTCHAがなく、エラーを言葉で伝える必要があります。

## 修正後：電話だけを残す場合に、リレーサービスでの電話を歓迎する

```html
<h2>配送日の変更</h2>
<p>ソファは10月22日（木）にお届けします。</p>
<p>別の日をご希望の場合は、<a href="tel:+15550142">+1 555 0142</a> までお電話ください
  （月曜日から金曜日、9時から17時）。電話リレーサービスでのお電話も歓迎します。
  アメリカでは711にかけて、オペレーターにこの番号をお伝えください。</p>
```

電話リレーサービスを使うと、ろう者や話すことができない人も、文字や手話でオペレーターを通じて電話をかけられます。字幕付きの電話は、難聴の人に、話された言葉を文字で見せます。歓迎すると書くことで、オペレーターからの電話を切らずに受けることが利用者に伝わります。それでも、リレーサービスを使い、営業時間内に、その場で会話する必要は残ります。リレーサービスを使っていない客や、電話そのものが障壁になる人の状況は変わりません。

## どの方法を選ぶか

メールアドレスを選んでください。フォームと同じ役割を果たし、それ自体が壊れる部分がありません。ラベルを付ける欄も、CAPTCHAも、スクリプトもなく、客の手元には頼んだ内容の控えが残ります。フォームも要件を満たし、依頼を自社のシステムで注文に結び付けたいショップに向いていますが、フォーム自体がアクセシブルであり続けることが条件です。リレーサービスでの電話を歓迎することは、どちらを選んでも書いておく価値がありますが、それだけでは、リレーサービスを使っていない人が取り残されます。

## 実装の判断

文字で連絡する方法は、問い合わせのページだけでなく、用件のある場所に置きます。配送を変えたい人は注文ページにいるので、そこで、電話番号と同じ扱いで示します。その下の小さな一行にはしません。

文字で連絡する手段には、それぞれ注意点があります。

- メール：誰かが読むアドレスが必要です。返信不可のアドレスや、週に一度しか確認しない受信箱では、返信の目安は守られない約束になります。
- フォーム：キーボードとスクリーンリーダーで使え、送信に失敗しても入力した内容を残し、CAPTCHAの後ろに置かないこと。エラーの伝え方は[直し方がわからないフォームエラー](/ja/learn/accessible-form-errors)で説明しています。
- チャットウィジェット：キーボードとスクリーンリーダーの利用者が開き、返信を読み、入力できること、そしてボットが変更できないときに人が引き継ぐことが条件です。他社製のウィジェットは、この三つのすべてを満たさないことがよくあります。
- SMSやメッセージアプリ：スマートフォン中心で暮らす客の助けになりますが、同じ返信の目安と、対応する人が必要です。

文字で返信する人が、電話の担当者と同じことをできるようにします。「配送日を変えてください」への返事が「お電話でお手続きください」なら、連絡方法はあっても、サポートは電話だけのままです。

リレーサービスからの電話を受けられるよう、チームに伝えておきます。リレーのオペレーターは最初に「リレーサービスからの電話です」と名乗ることが多く、迷惑電話と間違えて切られることがあります。イギリスでは Relay UK の利用者が番号の前に18001を付けてかけ、アメリカでは711でリレーサービスにつながります。日本では、公共インフラとしての電話リレーサービスが、オペレーターを通じて、聴覚や発話に障害のある人の電話をつなぎます。

ヘルプは、[ページごとに場所が変わるヘルプリンク](/ja/learn/consistent-help)で説明しているとおりすべてのページで同じ場所に置き、すべての連絡方法を返信の目安とともにサイトの[アクセシビリティ方針](/ja/learn/accessibility-statement)にも載せます。

## 修正の確認

1. 注文、返品、ヘルプのページなど、サポートへの連絡を求めるすべてのページで、別のページに移らずに、電話番号の横に文字で連絡する方法があることを確認する。
2. 文字で連絡するそれぞれの方法で、キーボードだけで、またスクリーンリーダーを使ってメッセージを送り、送信できたこと、フォームの場合は送れたことが伝えられることを確認する。
3. 書かれた期間内に、頼んだ変更をできる人から、電話を求められずに返信が来ることを確認する。
4. 電話リレーサービスを通じてテストの電話をかけ、ほかの電話と同じように受けられ、対応されることを確認する。

OS、ブラウザーと支援技術のバージョン、ビルド、実施日、各手順の実際の結果を記録してください。ヘルプのページ、連絡方法、対応するチームを変えたときに、再度確認します。

## 制限

このガイドは、Webサイトから客がサポートに連絡する方法を扱います。リレーの電話を除くサポート担当者の研修、手話通訳、アクセシブルな形式での文書（EN 301 549 の12.2.4、Section 508 の602.4）は扱わず、国ごとに事業者が何を用意しなければならないかについての法的な助言でもありません。文字で連絡する方法は、誰かが返信して初めて役に立ちます。ページから返信までの全体を、実際に使う人と一緒に試してください。

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このガイドをコーディングエージェントで使う: MCP https://easeweb.dev/mcp（設定は https://easeweb.dev/ja/services/developers）
